インプラント治療の安全性

経験豊かな口腔外科医が十分な設備の中で行なうインプラント治療の安全性は証明されています。
近年のインプラントは製品などの性能も向上し術式も安定しているため、正しく行えば信頼性と安全性の高い治療法であるといえます。
最近は多くの歯科医師がインプラント治療を多く手がけるようになってきておりますが、複雑な症例などで安定した結果を残すには、多くの経験を積むしかありません。
一部のインプラント治療を行わない先生からすれば、インプラント治療に対し多少否定的な意見もありますが、自分の歯を失ってもインプラント治療で噛む力を補えれば噛むことで消化も良くなり健康面も向上します。
しっかり口腔メンテナンスを行なっていれば長期維持ができ、人前で笑えるなどのアンチエイジング効果もあるという得られる利点はとても大きいです。

しかし、一方では、インプラント治療の失敗例もまったくないとは言えません。
インプラント治療は手術です。
どんな手術にもいえることですが、特に下顎の内側は血管や神経も多く走行しており、CTで初期診断をしっかり行うなど一層の注意が必要です。
やはり熟達した口腔外科医による手術と十分設備されたクリニックでの治療が安全と言えましょう。
高村歯科医院は経験、実績、設備もアピールしますが、これはインプラント治療を行う歯科医院としては当たり前と言って当然のことなのです。
しっかりした治療を行うにあたって医科同様に設備がしっかりしているのは当たり前なのです。

インプラント治療の生着率は97%

当院にインプラントを希望されて来院される患者さんの多くは、現在入れている入れ歯やブリッジの不満を訴える人が一番多く、次に他院で良い結果が得られなかった方、難症例の為、他院で治療が行えず断られた方が多いです。

  • 歯周病の歯をブリッジでつないで無理やり持たせてきたのだけど、噛めなくなってきた。
  • 入れ歯が安定せず、思うように噛めないばかりか、いつ外れるかと思うと不安だ。
  • 咀嚼が困難で、食べる楽しみが無くなった。
  • 発音がしづらく、人からも話が聞き取りにくいと言われて、人前に出るのが恥ずかしくなった。
  • 部分入れ歯をとめている針金が見えそうで、人前で笑えない

こうした従来の治療に対する不満やコンプレックスを解消できるのが「口腔インプラント治療」ですが、インプラントの10年後の成功率に関する報告が最近なされています。
スウェーデンから報告されたデータによれば、インプラント治療の10年後の成功率は約80%ということでした。
これはインプラントを植えてから10年間に何のトラブルも起こさない確率が80%ということで、普段の歯科医院でのケアが重要という結果でした。
ちなみに埋め込まれたインプラントボディー自体の生着率は10年後で97%を超えています。
もちろん当院においても同値のデータを誇っております。
被せ物の壊れや新たな歯周病の発生などが、成功率を押し下げていると言えましょう。

歯の欠損期間が長いと骨造成が必要?

インプラント治療を行うにあたって、歯が抜けたまま長期間放っておいたなど、欠損期間が長い場合には骨造成が必要になる場合があります。
一言で「インプラント治療」と言っていますが、口腔内(骨)に埋没させるチタンでできているものを「インプラント体」とか「フィクスチャー」と呼んでいます。
このフィクスチャーを埋入するにあたって十分な骨量が無い場合には「人工骨」などを埋めて骨を足さなければいけません。
欠損している箇所は歯としての機能を失っている箇所なので、その部分の骨がどんどん消えていきます。
人間の身体は、不必要な箇所は「消す」ように機能します。
これを一般的には「骨吸収」と呼んでいますが、その骨が痩せて言った箇所にインプラント埋入が十分に可能になるように増骨するわけです。
もちろん入れた分全てが骨にならない場合もあるので、これが腕の見せ所の1つでもあるのです。
ただ足りないからといって骨を足すのではなく、その患部がどのようになっていくのか未来予想をしなければいけません。
歯周病がある方などは、そのような要因も骨の出来具合に関係してくる場合もあるので、経験がモノを言うところです。

・インプラント体と骨補填材との相性
・自家骨の移植が良いのか人工骨が良いのか?

どのような骨補填材を使用するか?などは、患者さんの骨の柔らかい硬いによっても異なりますし、インプラントメーカーによっての相性、埋入する箇所、喫煙しているかしていないか?、糖尿病の気があるか?、食生活、歯周病、日常の口腔管理などによっても変わってきます。
この見極めも経験がモノを言うところであり、腕の見せ所でもあります。

治療予後に関してもそうですが、共通して関係してくるのはすべて「血液」であります。
骨を作るのも実際は骨補填材はあくまでも骨を作るきっかけであり、血液が大きく関係していて、血液が溜まって骨を作るというメカニズムなのです。

傷の治り方が若い時はきっと早かったでしょう。
年齢を重ねるにつれ、傷の治りが悪くなったということはよくある話だと思います。
治りが早い遅いには個人差があるので、決して歳を取っているからインプラント治療には向かないと言うこともありません。
今までの食生活など日常生活が正しければ、実年齢以上に骨がしっかりしているケースなども実際にはよくある話です。

当院にはこのような多くの経験がありますので、他院で断られた方などもインプラント治療を諦める前にぜひ高村歯科医院までご相談ください。

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